【看護学生】看護実習で必ず聞かれる「根拠は?」対策はイメトレがおすすめ

看護師

みなさんこんにちは、元看護学生&看護師の雨崎です。

今回の記事は、私が兵庫県の看護系大学に通っていた際の体験をもとに執筆した「体験談」となります。

看護師を志す方はぜひ参考にしてください。

実習へ行くと「根拠は?」と山ほど聞かれるので要注意

実習において厄介なのが、指導者による「根拠は?」攻めである。

もちろん、看護師になる上で根拠は最重要。人の命を預かる現場で、ちゃらんぽらんではいられない。

……とはいえ、まだまだ実習慣れしていない看護学生からすると「根拠は?」の圧は凄まじい。

これを聞かれるだけで、その後の昼食の味がしなくなるというレベルである。

多くの看護学生が頭を悩ませてきた「根拠は?」問題。

しかし、この「根拠は?」対策は至ってシンプルだ。
要は、「根拠」を提示できれば良い。
個人の感想や推測では無く。

そのために必要なのは、情報収集とイメトレである。

まずは情報収集。
病院へ行く前後で、受け持ち患者に関する情報を公開されるはずだ。
そこで、自分の受け持ち患者がどういう疾患を抱えているかをきっちり調べて、暗記・理解する。
これが重要だ。

「でも理解って、具体的にどうすればいいの?」

そこで大事になってくるのがイメトレだ。

①自分の脳内に指導者を召喚する。
②脳内で指導者に質問責めされる。
③それに対して、口頭でわかりやすく答えられるようにする。

これを、脳内指導者の質問攻めがネタ切れするまでひたすら繰り返す。

これによって何が鍛えられるかというと、
まずは実践的な知識を得ることができる。

受け持ち患者の疾患をざっくり調べて、ある程度覚えて終わり……では漠然としている。
漠然とした知識は何も生まない。
看護記録を作るのも一苦労するのではないか。

 

しかし、事前に脳内で指導者から「なぜこの症状が起きるの?」「なぜこの治療が必要なの?」と詰められておくことで、
なるほど、この疾患はこういう機序なんだな」と、実践的な形で知識をかためることが出来る。

受け持ち患者に関する「なぜ?」をあらかじめ潰すことができ、知識と自信が身につく。

そして、イメトレによるメリットはもう二つある。
一つは、「指導者に口頭で返事をするイメトレ」は、知識の理解を大きく助ける点。
人に教える、という行為は、暗記と理解がしっかり出来ていないと実は難しい。
つまり、この口頭で返事をするイメトレを繰り返すほど、暗記と理解が鍛えられていくのだ。

もう一つは、「対指導者スキルが身につく」点。
実習で最も恐ろしいことの一つが、指導者に詰められることである。
あんなん誰だって怖い。
やめろ。圧をかけるな。

しかし、しっかりとした受け答えが出来る自信があれば、詰められてもそこまで怖くない。
指導者に「1+1は? あなた答えられる?」と聞かれても、正直怖くはないだろう。なぜなら、自信を持って答えられるから。

「根拠は?」も同じである。
知識を蓄えることと、それをスムーズに答える練習をしておくことは本当に大事。
脳内に詰められるイメージを浮かび上がらせ、それに対して口頭でしっかりと説明できるようにすること。
これは実際に口に出して練習するのが望ましい。
なぜなら、実際に詰められた時も同じように口に出して返事をするから。
これを行うことで、「指導者に詰められても、自分ははっきり答えられるぞ」と自信が身につき、イメトレではあるが経験も身につく。

まとめ

「根拠は?」対策は情報収集とイメトレ。
これにより知識と自信を身につけ、
「わからない」を払拭し、
実践的な形で疾患をとらえる。
これが重要だ。

とにかくイメトレを通じて、指導者に対する口頭での返事をしっかりと練習すること。

私が実習に参加して最も効果があったのは、この方法だった。

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