今回は、私が看護実習でメンタルが限界になった要因を掲載する体験談となります。
みなさんこんにちは、雨崎です。
私は兵庫県にあるとある大学の、とある看護学科で看護師資格を取りました。
看護師資格を取る上で一番キツかったのが、なんと言っても「看護実習」。
特に、領域実習で私は凄まじいダメージを受けました。
というわけで、今回の記事では「私がどのような経緯でメンタルが限界になったのか」を体験談的に掲載し、
それを反面教師にしてもらいたい…という内容です。
メンタルが限界になった要因
①グループに馴染めていない
②記録の書き方も要領を得ていない
③なんとか「こなす」「しのぐ」ことを目的としていた
④キツめの指導者を怖がった
↑大体上記の要因により、私はその後の領域実習を休みがちになり、落とすことになる。
私は大学の看護科で、三年時に看護実習があるのだが、
三年時に受けた領域実習の半分を落としたため、
四年時に下級生に混ざる形で落とした単位を取り直すこととなった。
その際は、上記の要因を見つめなおし、改善して実習に臨むことが出来たのだが、
逆に言えば、三年時に実習リアルタイム時に改善することは全く出来なかった。
一つずつ要因を見ていく。
①グループに馴染めていない
まずこれがキツい。
半年間通しで行われる領域実習において、グループのメンバーはほとんど固定となる。
つまり、その人間関係に馴染むことが必須条件。
友達ほどではなくても、最低限のコミュニケーションは出来ないと厳しい。
はい。
出来ていませんでした。
原因はとにかく「当たり前のコミュニケーション能力」が養われていなかった、私の能力不足、努力不足。
しかし、当時は「どこを治せばいいんだ」と自分の状態をしっかりと捉えられていなかった。
もし、この記事をご覧の皆さんが「コミュニケーション面でしんどい想いしてるけど、どうしたらいいかわからない」という場合は、
- 喋るだけが「コミュニケーション」ではない。喋るのが得意でなくても、リアクションをとったり笑ったりするだけでも、相手には伝わる
- 気の利いたこと、強い言葉を喋る必要は全く無い。とにかく真っ直ぐに返すこと。
- どんなに自分に自信がなくても、自虐的にならない。相手に気を使わせるだけ。
↑とりあえず上記のことを修正するだけでもかなり変わってくると思うので、ぜひ。
② 記録の書き方も要領を得ていない
とにかく記録が下手。
どう書けばいいかわかってない。
フォーマットが確立していない。
グループに馴染めていないから、「ここ、どう書いてる?」という当たり前の質問が出来ない。
記録を全体で見れていないから、直せば直すほどチグハグになっていく。
思い切って書き直しすればいいものを。
これの治し方はシンプル。
参考書または「出来る友達」から、記録のフォーマットを丸々パクること。
つまりは「どういう形式で書くか」を安定させること。
一度型として確立させてしまえば、他の実習でも情報を入れ替えるだけで汎用的に使うことができる。
記録が安定すると、自分の中での情報整理も進みやすくなる。
とにかく、パクること。
これが最重要。
③ なんとか「こなす」「しのぐ」ことを目的としていた
この意識がある方、今すぐそれを捨て去ってほしい。
この意識があるとマジで何にもならない。
「あと○時間かぁ」という、時間でしか実習というものを計れなくなる。
しのぐことに特化するため、成長効率も低い。何も吸収しなくなる。
そして、成長効率が低いということは、実習がいつまで経っても上手くならない、ということでもある。
そうなると、「実習のしんどい時間」はいつまで経っても減らない。成長すれば減るのに。
つまり、「実習をしのぐ」ことを目的にすると、かえって「しのぎづらくなる」のだ。
むしろ、「自分はこの実習で変わる! 真っ直ぐ向き合ってやる!」と覚悟を決めた方が、色々な問題を早々に克服できて、
「あれ? 意外と楽じゃね?」となることが多い。
つまり、そちらの方がしのぎやすくなるのだ。
もう一度言っておく。
「しのぐ」意識はほぼ捨てるべし。
これはマジで無意味、むしろ逆効果。
実習の8割くらい真っ直ぐ向き合って、
自分が苦手な分野の時や、もうすぐ実習が終わりそうなタイミングの時に「しのぐ」くらいがちょうどいい。
④ キツめの指導者を怖がった
実習やめる人あるある、指導者に詰められがち。
まあ、中にはイカれてる指導者もいるのだが、今回はそれを考慮しない。
基本的に、実習で詰められる原因はやっぱり学生側に至らぬ点が複数あることが多い。
特に、患者さん周りの情報を正しく認識できておらず、看護計画やケアを正しく立てられていない場合に詰められがち。
また、詰められている時も謎の相槌(謎の言い訳)をするなど、コミュニケーション面でも怪しい場合が多い。
私が行った対策は一つ。
「指導者に対する口頭返答のイメトレ」である。
これに関しては他記事で散々語っているが、要は自分の頭の中に指導者をイメージし、
その指導者に詰められてみる、というものである。
そして、その詰められた内容に対して返答を出来るようになること。
これを、脳内指導者からの質問の余地が尽きるまで繰り返す。
人に物を教える、ということは暗記と理解が出来ていないと行えない。
逆に言えば、それができるようになれば、情報を正しく認識・理解できている、ということになる。
①「指導者なら、私の受け持ち患者の情報や明日のスケジュールを見て、どの段階でどう詰めてくるだろうか」を考え得る限り予測
②その質問に答えられるだけの情報を集め、カンペを用意する。実技の場合はイメトレしながら練習する
③それを元に、指導者への反論をアカペラの口頭で出来るよう、実際に口に出して練習する。
④これを、「指導者に詰められる余地」がなくなるまで繰り返す。
私が実践し効果的だったのはこの流れだ。
慣れるまでは大変かもしれないが、
慣れてしまえば指導者が怖くなくなるし、
情報が圧倒的に整理されるし、
頭が良くなった気がするし、
記録を書くのも物凄い楽なので、
超オススメ。
まとめ
ということで、看護実習でメンタルが限界になった四つの要因を見ていきました。
看護実習に立ち向かおうとするあなた。
今からでも遅くは無い!
行動は変えれる。
変えれば、自分が楽になる。
頑張ってください。
実習は精神的にも体力的にも大きな負担がかかります。少しでも心を軽くするために、以下の記事も参考にしてください。
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