【第115回看護師国家試験】ボーダーラインと不適切問題率について【必修&一般状況設定問題…落ちた?難しい?】 #看護師国家試験

看護師

こんにちはこんばんは、みなさんご機嫌いかがでしょうか。元看護師の雨崎です。

今回は過去14年程のボーダーラインや不適切問題について見ていきます。

看護師国家試験のボーダーラインと不適切問題率

必修問題は全50問(1問1点)、
一般問題は全130問(1問1点)、
状況設定問題は全60問(1問2点)、合わせて250点満点になります

必修問題は 80%以上の得点が必要な絶対評価、

一般問題 + 状況設定問題は 他の受験者との比較で毎年ボーダーラインが変動する相対評価。

とはいえ、実際のボーダーラインは毎年57%〜66.8%の間で推移しています。

まとめると、

  • 必修問題は80%以上(40点以上)
  • 一般・状況設定問題は66.8%以上(最低でも143点以上、直近15年の安全圏は167点以上)

これらが合格の大きな目安となります。模試でも上記の点数を安定して超えられるよう意識しておくと良いでしょう。

雨崎
雨崎

では、まずはここ15年のボーダーラインについて。

合格率と一般状況設定問題の、直近15年のボーダーラインをそれぞれまとめました。

直近14年のボーダーライン一覧

【第98回】合格率:89.9%/一般:64.4%

【第99回】合格率:89.5%/一般:60.4%

【第100回】合格率:91.8%/一般:65.2%

【第101回】合格率:90.1%/一般:63.6%

【第102回】合格率:88.8%/一般:64.0%

【第103回】合格率:89.6%/一般:66.8%

【第104回】合格率:90.6%/一般:64.1%

【第105回】合格率:89.4%/一般:61.1%

【第106回】合格率:88.5%/一般:57.3%

【第107回】合格率:91.0%/一般:62.3%

【第108回】合格率:89.3%/一般:62%

【第109回】合格率:89.2%/一般:62%

【第110回】合格率:90.4%/一般:63.6%

【第111回】合格率:91.3%/一般:66.8%

【第112回】合格率:90.8%/一般:61.0%

【第113回】合格率:87.8%/一般:63.2%

【第114回】合格率:90.1%/一般:59.2%


基本的に合格率は87〜91%を推移しています。

一般状況設定問題に関しては基本的に57〜67%がボーダーラインになっています。

ちなみに

ちなみに私は第107回国家試験の合格者なのですが、

第106回でいきなり一般のボーダーラインが低下したのを聞いた際ちょっと焦った覚えがあります

105回までは60%台だったのに、106回は57%にまで下がっていたので。問題が難化したのかと焦りました。

ちなみにボーダーとなる点数は過去10年で142〜167点と、かなり幅があります。

基本的にどの模試でも、上記のボーダーラインのMAXの値(170点前後)は余裕を持って上回れるようにしておきたいところです。

実際、私個人も模試の際は170点台以上のキープが一つの目安としていました。



不適切問題

ここについても見ておきます、毎年恒例不適切問題について。

不適切問題とは、試験後に「正しい解答が定められないため採点対象外となる問題」と判断された問題達です。

不適切問題には2種類有るので以下に概要を記します。

「完全」不適切問題

正解だろうが不正解だろうが採点から除外される」という問題。

要は選択肢に妥当な正解がなく、問題として成立していない問題

問題そのものが抹消されるので、解けても得点にはならない。

【「半」不適切問題】

正解すると受験者の得点になり、不正解者の場合は採点から除外される」という問題。

要は難しすぎる問題

解ければ点数になる一方で、解けなくても採点からは除外されるので、受験生からするとありがたい問題。

※ちなみに「完全」と「半」は、区別しやすいように私がそう呼んでいるので、正式な名称ではありません。

では過去9年の不適切問題について以下にまとめます。

過去の不適切問題

第104回

  • 完全不適切…一般状況設定:2点
  • 半不適切…無し

第105回

  • 完全不適切…必修:1点、一般状況設定:3点
  • 半不適切…無し

第106回

  • 完全不適切…一般状況設定:2点
  • 半不適切…必修:2点、一般状況設定:4点

第107回

  • 完全不適切…必修:2点、一般状況設定:3点
  • 半不適切…必修:6点

第108回

  • 完全不適切…必修:1点
  • 半不適切…一般状況設定:2点

第109回

  • 完全不適切…無し
  • 半不適切…必修:2点、一般状況設定:2点

第110回

  • 完全不適切…無し
  • 半不適切…一般状況設定:2点

第111回

  • 完全不適切…無し
  • 半不適切…必修:3点、一般状況設定:1点

第112回

  • 完全不適切…一般状況設定:1問
  • 半不適切…一般状況設定:1問

第113回

  • 完全不適切…必修:1問
  • 半不適切…必修:5問

【第114回】

  • 完全不適切…無し
  • 半不適切…無し

というわけで記録を見ていただくとわかる通り、ここ数年はほぼ毎年のようにいくつかの問題が不適切問題として処理されています。

では不適切問題が含まれていた場合の処理について、詳しくみていきましょう。

「完全」不適切問題の場合

例えば全50問の必修問題のうち、

2問が完全不適切問題(正解・不正解問わず採点除外)だった場合、

本来 40/50点 だったボーダーラインが 39/48点 となります。

2問が採点対象から除外され合計が48点に減少、その上でボーダーラインが80%に保たれるよう調整されるわけですね。

つまり、この場合は本来であれば基準を下回っていた39点でも必修の合格ラインを超えることになるわけです。

「半」不適切問題の場合

例えば全50問の必修問題の中に、3問の半不適切問題(正解した場合には得点、不正解だと採点除外)が含まれていたとします。

そして私がその3問を解き、1問が正解、2問が不正解になりました。

この場合、

正解した1問は得点となり、不正解だった2問は採点対象から外されるため

私の必修問題のボーダーラインは39/48 となるわけです。

正解した時だけ得点扱い、不正解だと採点対象から除外されるため、なんとも受験生にとってありがたい問題です。



「完全」不適切問題と「半」不適切問題のまとめ

正解・不正解に関わらず採点基準から除外されてしまう「完全」不適切問題と、

正解すれば得点になり不正解でも採点基準から除外される「」不適切問題。

この両者の違いはきっちり認識しておくと良いでしょう。

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